空手をはじめよう

「空手道」は、人間が正しく生きてゆくための「人格」を学ぶ武道です。

稽古を通じて突きや蹴りなどの技を体得する中で、身体を鍛えるとともに集中力を養えるよう、心・技・体の3つが一体となれるよう、その成長を目指す所に意義があります。

試合に勝つだけが目的ではなく、空手道を通じて老若男女がお互いに尊重しあえる「人」として、日々稽古を重ねていくことが肝要です。

空手道を通じて様々なことを身につけることができます。
目的は人それぞれだと思いますが、共に学んでみませんか?

  • 空手道の練習を通じて礼儀の大切さを学ぶ
  • いじめや非行に負けない「強い心」と身体を鍛える
  • 強くて優しい心を育てる
  • 自分の身を守る護身術やエクササイズに
  • ストレス解消と健康管理
  • 礼儀正しい子どもに育てる
  • 集中力、判断能力を高める

空手界を代表する会派には、主に「松濤館(しょうとうかん)流」」(りゅう)、「(ごう)(じゅう)流」」」(りゅう)、「(しゆ)(とう)」(りゅう)、「和道(わどう)流」」(りゅう)といった4つの流派があり、私たちの流派は空手道人口の最も多い松濤館流になります。

 ⇒ NPO法人 日本空手松涛連盟 総本部ホームページ

その中で、「広島県本部」は、昭和48年4月1日に設立され、40年以上の歴史を辿り、長い道のりを歩んでまいりました。

設立以来、今日まで先輩諸氏をはじめ、各支部指導員・生徒・保護者等、一人ひとりの志から、徐々に飛躍できる原動力が育まれてきました。

こうした流れの中で、今では約250名の会員が広島県内11支部(道場)で多くの指導者のもと、日々の空手道の稽古を通じて礼儀・礼節をしっかりと学ぶことができる練習環境が整ってまいりました。其々の道場の特色を活かして、男女共に幼児から高齢者までの幅広い年齢層のもと、日々稽古に励んでおります。 

稽古の終わりに、何のために空手の練習に励んでいるのかの確認と心を引き締める意味合いをもって、黙想し心を落ち着かせ道場訓を唱和しています。

一、人格完成に努むること

空手道の修行を行うものにとって目標として一番大切なことである。日々の厳しい稽古の中でお互いの人格を尊重し、人間性の向上発展に努力することが必要である。第二条以下の道場訓はすべて第一条の目標達成の方法である。

一、誠の道を守ること

誠とは真心であり、ひとたび口にしたことは必ずやり遂げる、これが誠の道なのである。言ったことは実行する、嘘をつかない、ということが人からの信頼を高める根本である。

一、努力の精神を養うこと

何事も努力なくしては成功することはできない。このことは理屈でわかっていてもなかなか実行できないものである。そこで努力するためにはまず精神、即ち心から決意する必要がある。そして決意したことに努力して立ち向かっていく、そうでなくては何事もなしえない。

一、礼儀を重んずること

礼儀とは、最も人間性のあらわれであり、秩序の根本である。相手を尊敬して礼をすることも当然でありうるが、実は礼儀は自分自身のためにあるということを知らなければならない。初対面で相手に対して、堂々としかも丁重に礼をすれば、相手は感応して信頼を高めることができる。人間の真価は礼節にあらわれる。決しておろそかにすべきではない。

一、血気の勇を戒むること

人間はとかく我が儘な心に支配される。ちょっとしたことにでもすぐカーッとなって腹を立てる。相手に突っかかる。本人は勇ましく振る舞っているつもりかもしれないが、端から見ると滑稽なものである。空手道の修行に励むものは、些細なことですぐ腹を立てるようでは、空手道の名に恥じる。 腹が立った時には、にっこり笑えるほどの心のゆとりを持つことが大切である。

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